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屋上農園のあるレストランが人気です
東京の神楽坂、表通りから少し入った奥まった場所にそのレストランがあります。古いレンガ造りの二階建て一軒家を改築した、屋上農園を持つレストランARBOLです。1階がレストラン、アイランドキッチンのカウンターがある30坪に満たない瀟洒な店。4月のオープン以来、マスコミの取材が絶えないレストランです。

(土厚10㎝の畑とプランターで野菜を育てる)

(1階がレストラン、2階屋上に農園)
注目される理由はずばり、屋上農園。この屋上農園付きのレストラン、実はマサキ・エンヴェックの提案から生まれました。レタス、ハーブ、ルッコラ、ニンジン、ネギ、ブロッコリー、カリフラワーなどが元気に育っています。もちろん有機JAS認証の土壌、有機ルーフソイルを使った屋上農園なので、有機の無農薬野菜ができているのです。
きっかけはTVディレクターの友人との電話。私はテレビや雑誌などからアイディアを求められることが多いのですが、その中で栃木・那須高原での農業リゾーツ構想に関わっているデザイナーがいてね…という会話がありました。何か面白そうな予感がして即座に、その人に会いたいとお願いしたのが屋上農園付きレストランの始まりです。
2007年1月末、お会いしたデザイナーのMさんは、たまたま2か月後にオープンが迫ったレストランのデザイン図面を持っていて、1階のテラスに野菜プランターを演出として並べたいが日照時間が不安、太陽光LEDなどで日照不足を補えないかなど、と考えているようでした。
ふと図面を見ると、2階の屋上が空いています。日照も5時間以上はありそうです。そこで提案しました。屋上で野菜作ったら? 屋上を畑にしてプランターも置いて、育ったプランターを1階に下ろせばいいんじゃない? そうすれば、「注文されてから収穫して料理する」という、都心のレストランではこれまでに実現できなかったメニューコンセプトができるんじゃない? と。
また、野菜のプランターを“my畑”として、お酒のボトルをキープするように「野菜をキープする」という新しいサービスコンセプトも試してみたら…と。きっと店舗オーナーも柔軟な方なのでしょう。デザイナーのMさんに伝えたアイディアは短期間で次々と実現していきました。
有機ルーフソイルの用途はますます広がっています。屋上農園付きのレストランは一つの例ですが、高機能で優秀な有機ルーフソイルという土を組み込んだ新しいビジネスが、個人のベランダや出窓、居間のちょっとしたスペースを想定したマーケットで展開されるのはそれほど遠くないようです。
ちなみに、神楽坂のレストラン屋上に「野菜をキープ」した人は、都内在住者でなく東京近県の人が多いそうです。収穫時には店から連絡してレストランで野菜を料理してもらえるそうですが、周りに緑や畑がまだ豊富にある地域の人たちが、都心に「my畑」をキープするというニーズ、…ここにもまた、新しい有機ルーフソイルの可能性を感じられますね。
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畑の恵いっぱい・・・ (2009年08月20日)
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