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エコでありエゴ、屋上は新しいビジネスの宝庫
機会があって鎌倉の円覚寺に立ち寄りました。鎌倉五山の一つとしてよく知られる、北条時宗が建立した禅寺です。師走だというのに、思いがけずまだ紅葉の盛りで、小一時間ほど境内で最後の秋を味わえました。

①鎌倉・円覚寺の紅葉
寺内の一番奥まったところに、時宗夫人ゆかりの黄梅院という建物があります。名前の通り、百年を越えるりっぱな梅の木が庭の数か所にあって、梅の木を中心に数種の樹木が散在、低草や苔に覆われた緑の地面の間を、来訪者を導くように縁石がくぐり門から院の正面まで道筋を描き、その庭は周囲の山野と隔てなく一体感を感じさせてくれます。当時の庭づくりで流行したスタイルなのでしょうか、それとも時宗夫人の個人的なこだわりを反映したものなのでしょうか?

②鎌倉・円覚寺黄梅院の庭
日本人の自然観は欧米人とは違っているとよく言われます。明治の物理学者で文学者としても知られた寺田寅彦氏もエッセイの中でこう書いています。
「…西洋人は自然を勝手に手製の鋳型にはめて幾何学的な庭をつくって喜んでいるのが多いのに、日本人はなるべく山水の自然をそこなうことなしに住居のそばに誘致し自分はその自然の中にいだかれ、その自然と同化した気持ちになることを楽しみとするのである。…」。人間を自然と対立する存在と考え合理的に向かい合う西洋人、人間は自然の一部と考え情緒的な結びつきを保とうとする日本人、日本人をよく知る外国人の方が増えたとはいえ、この指摘にはなるほどと思えるところがあります。
“屋上を緑化する”と一口に言っても、その目的はさまざまです。
地球温暖化防止のため、ヒートアイランド化防止のため、CO2排出量削減のため、光熱費の削減のため、建物の耐久性向上のため…、これらの目的は西洋人であれ日本人であれ、誰にも理解しやすい、合理的な目的です。例えば水道や電気・ガス、道路や学校・病院といった、誰にとっても役立ついわば社会の資本、インフラとして必要な屋上緑化と言えます。
さらに最近では、40%を切ると言われる日本の食糧自給率を向上させ、同時にフード・マイレージ(食糧の運搬にかかる時間・距離)を小さくしCO2排出量を削減する効果のある施策の一つとして、都市部の屋上菜園化がクローズアップされてきました。
よく知られる話ですが、あのキューバ危機の際、アメリカからの食糧輸入を閉ざされたキューバのカストロ首相は、国内の食糧自給率を向上させるために各家庭に野菜畑を作らせました。その政策によりキューバは今や100%を越える食糧自給率、食糧の輸出国にすらなっています。
もちろん、癒(いや)しや精神的な目的を満たすため、屋上菜園やベランダ庭園を利用したり、あるいは安全な有機野菜を作って食べたい、親子のコミュニケーションの場にしたいなど、さまざまに実利的個人的な目的で屋上の利用価値を考える個人や企業も増えています。
屋上の緑化・菜園化は、社会資本としてのエコ効果が大きいばかりでなく、同時にそこに新しい付加価値をプラスαすることで、個人的実用的なニーズ、いわばエゴを満たす効果をもたらします。まさに屋上を舞台とした新ビジネスが誕生しています。㈱マサキ・エンヴェックは、JR山手線恵比寿駅・アトレ恵比寿の屋上緑化も進めております。

③アトレ恵比寿
エコでありながらエゴを満たす。
日本の屋上緑化・菜園化はまだまだ進化します。屋上新ビジネスに興味ある企業や個人の方は、最先端の屋上緑化を提案する、㈱マサキ・エンヴェックにぜひアクセスしてみてください。
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